飽和脂肪酸について

飽和脂肪酸には、パルミチン酸、ステアリン酸やべへン酸などがあります。

パルミチン酸は脂肪酸なので、油性成分を含み、石鹸基材や洗浄剤として使われています。
石鹸を作るとき、牛脂やヤシ油から取り出した、薄くて白い結晶のステアリン酸をアルカリと配合します。
また、乳化剤として、クリームや乳液にも配合されています。
べへン酸も油性の構成成分で、石鹸基材に使われています。

石鹸は1世紀ごろ、ローマを滅ぼしたガリア人により、獣脂と草木の灰(これをソーダという説もあります)で作られたと言われています。
8世紀になるとヨーロッパに石鹸作りの職人が登場し、13~15世紀には、地中海沿岸の温暖な気候で育つオリーブ油と海藻から得たソーダを使い、硬い石鹸が作られました。
16世紀には石鹸作りがマルセイユを中心に盛んになり、ルイ14世の指示でマルセイユ石鹸が広まりました。

産業革命でグリセリンや油脂化学が研究開発され、より高質な石鹸を作れるようになりました。

石鹸作りは、油脂けん化法から脂肪酸中和法へ変遷を辿り、現代は電解ソーダ法の工業化の進歩により、大量生産方式を取っています。

古代ギリシャ時代、絶世の美女といわれたクレオパトラもメイク落としに、植物油や石鹸を使っていました。
皮膚の皮脂膜や角層の汚れ、汗をかいた後の塩分、ちり、ほこりや化粧落としのために、古代から石鹸が使われ清潔を保ってきました。

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