自動車のエンジンオイル

自動車のエンジンは、人間の心臓部にあたり、重要な役割を担っています。

エンジンに使うエンジンオイルは、オイルシステムが円滑に行われることが重要です。
オイルの粘度は0℃で蜜のようになり、100℃で水のようになります。
潤滑油の粘度変化は、潤滑の状態に大きな影響をもたらします。

現在のエンジンオイルは、基油と呼ばれるベースオイルにポリアルキルメタクリレート(PAM)やオレフィン(OCP)などのポリマーを粘度指数向上剤として配合し、温度による粘度低下を抑えます。
エンジンオイルには、粘度指数向上剤をはじめとして、油性向上剤、極圧添加剤、酸化防止剤、流動点降下剤、分散清浄剤、防錆剤、消泡剤、抗乳化剤、摩擦調整剤やシール硬化防止剤など配合に使われています。

インディアンの歴史から始まるアメリカで、狩猟用の道具や漁業に使う銛のような道具を磨くために、植物油を使用しました。
特に砂漠からの贈り物であるホホバオイルは、酸化を防ぐ特性があり、道具や衣類や靴を磨くのに役立ちました。

自動車の前身である幌馬車にカウボーイが乗っていた頃、馬車の軸受けや車輪の部分に植物オイルを使用していました。
自動車の発明により、エンジンオイルは、鉱物基油と呼ばれ、原油から生成したミネラルオイルが成分の主体になり、植物油を凌ぐようになりました。

20世紀に入り、テキサス州のゴールドラッシュと呼ばれた石油採掘により、アメリカは車社会に突入しました。
広大なアメリカを横断や縦断するには、大型トラックや自動車は必需品となり、潤滑油の精製方法も発達して来ました。
ホホバオイルなどの天然由来の植物から採取した植物油は、鉱物油に替わり、現在は化学合成油や合成油が主流になっています。

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